よくある質問

DPCに関するQ&A

なぜDPCなのですか?
DPCは国が推奨する医療費支払い制度で、医療の標準化と質の向上を目的としています。
すべての患者が対象になるのですか?
一部の例外を除いて対象となります。
病気と病状を基に、手術(処置)などの治療内容に応じて分類された「診断群分類」と呼ばれる区分に、患者様のご病気が該当すると主治医が判断した場合に対象になります。病名が診断群分類のいずれにもあてはまらない場合は、今までと変わらず「出来高払い方式」となります。ただし、以下の場合は対象になりません。
  • 病名が診断群分類のいずれにも該当しない場合
  • 入院後24時間以内に亡くなられた場合
  • 治験の対象となった場合
  • 公害医療で入院される場合
  • 自動車損害賠償責任保険(自賠責)、労働者災害保険(労災)、自費診療で入院される場合
  • 2014年3月30日以前から引き続き入院されている場合
これまでより入院医療費は高くなるのですか?
病気の種類と診断内容によって異なります。
DPCでは、患者様のご病気の種類(病名)と診療内容によって、入院1日当たりの医療費が決まります。ですから従来の方式と比べて、病名や診療内容により、高くなる場合もあれば安くなる場合もあります。
医療費の支払い方法は変わりますか?
変わりません。
これまでと変わらず毎月1回月末に締め切り、翌月11日頃の月1回請求となります。退院時の請求もこれまでと変わらず、退院の際にご請求いたします。
他の病院と比べて医療費に差がありますか?
差が生じる場合があります。
病院の機能により厚生省が決定した係数があるため、同じ病気で他の病院へ入院されても医療費は若干異なります。
入院途中に症状が変わったり、病名が変わった場合はどうなるのですか?
病名が確定した時点で医療費が決まります。
入院当初の病名が退院するまで同じとは限りません。入院中の検査等の結果によっては診断が変わることがあります。この場合は、病名が確定した時点で入院日まで遡って確定された病名で1日あたりの医療費を決定します。