教育プログラム

看護部教育委員会が中心となり、教育理念・方針等に沿ってOJTとOFF-JTを連動させ、人材育成を図っています。

  1. 教育目標
    看護部の理念に基づく教育の浸透を図り、良質なケアが実践できるような看護師の育成を目指す。
  2. 実践能力の育成
    専門職として時代に要求される質の高い看護を提供できる看護師を育成するため継続教育を行う。新人看護師にはプリセプターシップ制を導入しそれぞれのキャリア形成を支援していくため段階的・専門的集合教育と各部署での個別教育、また必要に応じて院外研修にも積極的に参加できるようにする。
  3. 教育方法
    クリニカルラダーに沿った研修を中心に、各認定看護師が企画する専門的な研修、また、指導・教育技術に関する研修など、看護職員のキャリアアップサポートのための研修を多数企画しています。eラーニングを導入し、いつでもどこでも学習できる環境を整えています。

基本のケアをじっくりと

予防から治療、在宅、看取りまで、看護の醍醐味を経験できます。

5年後を見据えた初期教育
~新卒看護師研修プログラム~
入職から2か月間のローテーション研修で基本の確認を行います。 本配属後も4か月間の継続的なフォローアップを行うことで「5年後に通用する看護師」を育成します。
広がる学びの機会
~学会・研修会への参加を奨励~
看護・医療系だけでなく、病院管理なども含めた幅広い分野の学会や研修会への参加が可能です。 聴講するだけでなく、演者としても毎年多くのスタッフが参加しています。
看護の視点から病院運営に参加
~院内学会・委員会・会議への参加~
年に一度「野村病院学会」が開催され、看護部からも病棟、部会単位で演題を発表しています。
また、医療安全や感染などの委員会への参加、管理者会議での指標管理など幅広く病院運営に参加できます。
看護師としての専門性を身につける
~認定看護師養成支援の充実~
認定看護師取得に向けた支援を積極的に行っており、在職したままで研修を受講することも可能です。 現在、当院で活躍している認定看護師も、この支援制度を活用して誕生しました。

認定看護師の活躍

緩和ケア認定看護師 緩和ケア病棟師長 佐藤 静子

当院の緩和ケア病棟は、在宅復帰も含め患者様、ご家族様の希望を尊重したケアを行っています。医師、看護師だけでなくさまざまな職種がチームとなって、患者様が抱える疾患のケアだけでなく、精神的、社会的な痛みにも向き合いながらケアを行います。

感染管理認定看護師 中材・手術室師長 屋地 千鶴

感染管理認定看護師は、感染管理において熟練した看護技術および知識を有する者に与えられる認定です。感染に関するさまざまな知識・技術を包括的に習得した感染管理のスペシャリストであり、各医療機関における感染看護認定看護師の必要性はますます高まっています。

野村病院だから学べること

当院は特定行為研修指定研修機関です。

保健師助産師看護師法(保助看法)に規定される [特定行為区分に係る特定行為研修] を行う指定研修機関として、2018年2月19日に厚生労働省より指定されました。これを受け、当院に在籍する看護師を対象として、特定行為研修を実施しております。2020年3月までに院内から研修を修了した看護師が6名誕生しました。

特定行為区分(1区分)
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連

(特定行為)
持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
脱水症状に対する輸液による補正

特定行為研修指定研修機関

特定行為研修(厚生労働省HPより)

共通科目

看護師が手順書により特定行為を行う場合に特に必要とされる実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能であって、全ての特定行為区分に共通するものの向上を図るための研修

区分別科目

看護師が手順書により特定行為を行う場合に特に必要とされる実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能であって、特定行為区分ごとに異なるものの向上を図るための研修