令和2年度 医療法人財団慈生会 野村病院指標

※ 厚生労働省からの指定があり、10未満の数値の場合は、全て「-」(ハイフン)と表記しています。
医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

  • 集計対象
  • 令和2年4月1日~令和3年3月31日に当院を退院した患者で、集計期間内に一般病棟へ入院した患者。
  • 集計対象外
  • 入院後24時間以内死亡。自費診療・労災・自賠等で医科保険以外を使用。集計期間内に緩和ケア病棟・回復期リハビリテーション病棟を退院し、一般病棟へ入院していない患者。
  • 診断群分類
  • = DPCとは
    患者の傷病名と、行われた医療行為(手術、処置、注射)・合併症・重症度等の組み合わせにより、分類するものです。当院はDPC対象病院です。
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - - 27 19 69 107 137 304 485 298

※ 厚生労働省からの指定があり、10未満の数値の場合は、全て「-」(ハイフン)と表記しています。

70歳以上の患者さんの割合が全体の7割となっています。当院は地域住民のニーズに合った全人的医療を目指し、予防医学から一般急性期医療、回復期リハビリテーション、在宅医療、訪問看護および地域包括支援センターによる院外活動、さらに緩和ケア病棟による終末期医療まで地域完結型の医療体制を整え、地域住民、特にお年寄りが地元で安心して生活できる環境を提供しております。

内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 165 22.93 20.51 13.33 87.72
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 104 2.01 2.66 0.00 64.46
050130xx9900xx 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 51 22.98 17.23 17.65 89.10
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 45 13.58 13.00 2.22 80.60
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 20 4.95 4.94 0.00 71.00

疾患別では肺炎による入院患者が圧倒的に多くなっています。中でも、後期高齢者の医療ケア関連肺炎(NHCAP: Nursing and Health Care Associated Pneumonia)が多数を占め、誤嚥性肺炎の割合が高くなっています。近年、高齢者の口腔内衛生と下気道感染の発症率の相関が指摘されており、当院では認定看護師が主体となって入院患者に口腔ケアを実施しています。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上)ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 46 4.15 4.86 0.00 67.74
160650xx99x0xx コンパートメント症候群 手術なし 手術・処置等2なし 21 46.24 24.08 23.81 82.05
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 20 31.70 20.51 25.00 88.45
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 18 2.11 2.66 0.00 66.56
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 18 8.56 7.74 0.00 62.67

様々な消化器疾患や悪性腫瘍の診療に取り組んでいますが、鼠径ヘルニアの手術治療が最も多くなっています。また、在宅医からの胃瘻チューブ交換・胃瘻造設依頼に多数対応しているため、脳卒中の後遺症・誤嚥性肺炎・廃用症候群での入院件数が多くなっています。近隣の拠点病院からの紹介にて治療継続が必要な患者の後方病院として、地域医療の架け橋となる役割を確立しています。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)手術なし 33 47.61 18.81 9.09 80.12
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 17 63.35 25.09 17.65 85.06
160780xx97xx1x 手関節周辺の骨折・脱臼 手術あり 定義副傷病あり 16 11.75 9.06 0.00 76.56
160700xx97xx0x 鎖骨・肩甲骨の骨折 手術あり 定義副傷病なし - - 6.19 - -
160800xx99xxxx 股関節・大腿近位の骨折 手術なし - - 15.20 - -

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整形外科入院症例の中でも、特に股関節周囲骨折・脊椎骨折の急性期から慢性期まで、回復期リハビリテーション病棟との連携を密に行い、切れ目の無い医療サービスの提供に努めています。在院日数が全国平均に比べて長くなっているのは、急性期一般病棟から回復期リハビリテーション病棟へ転棟し、寝たきりの回避と在宅復帰を目的としたリハビリを実施していることが理由として挙げられます。

初発 再発 病期分類基準(※) 版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 16 - - - - 30 1 7
大腸癌 - - - - - 14 1 7
乳癌 - - - - - - 1 7
肺癌 - - - - - - 1 7
肝癌 - - - - - - 1 7

※ 1:UICC TNM分類 2:癌取扱い規約
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当院では、内視鏡部門で上部消化管(胃・食道・十二指腸)・下部消化管(大腸)検査を実施しており、特に胃癌・大腸癌の早期発見・治療に努めています。日本消化器内視鏡学会が認定する専門医を中心に、苦痛の少ない内視鏡検査を心がけています。杏林大学病院・武蔵野赤十字病院等の近隣の拠点病院と連携しています。

患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 - - -
中等症 11 15.73 85.27
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -

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市中肺炎とは、病院外で日常生活を送っている中で発症した肺炎のことを指します。患者さんの年齢が上がるほど、重症度が上がり、在院日数が長くなる傾向があります。

患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
発症日から3日以内 15 29.27 81.87 30.00
その他 - - - -

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外科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K6335 鼠径ヘルニア手術 46 1.39 2.07 0.00 67.63
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 21 0.81 2.67 0.00 68.71
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 10 1.00 2.70 0.00 57.70
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 - - - - -
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) - - - - -

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上記の他、虫垂切除術、悪性腫瘍手術、中心静脈カテーテルポート造設、下肢静脈瘤手術(抜去切除術)等を行っています。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K0732 関節内骨折観血的手術(胸鎖、手、足) 15 2.53 14.73 0.00 76.53
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿) 14 6.29 49.64 14.29 84.43
K0652 関節内異物(挿入物を含む)除去術(胸鎖、肘、手、足) - - - - -
K0811 人工骨頭挿入術(肩、股) - - - - -
K0463 骨折観血的手術(鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く)、足、指(手、足)その他) - - - - -

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高齢者の転倒外傷、骨関節の変性疾患が主体であり、手術症例のほとんどが大腿骨中枢部骨折、または肩関節・手関節周囲骨折です。

内科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 101 0.16 1.20 0.00 65.09
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 19 0.47 5.53 0.00 71.11
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) - - - - -
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 - - - - -
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) - - - - -

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大腸ポリープEMR(粘膜切除術)・ポリペクトミーの他、食道・胃・大腸のESD(粘膜下層剥離術)等を行っています。

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる 11 0.76
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -

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